旅する犬との5日間

彼との出会いは突然やってきた。

舞台はヒマラヤ。
インドとチベットの国境をなぞる魅惑の谷、スピティを旅し始めてから2週間が経ったある朝。

Kibberという標高4270mの小さな村を出たところでひと晩を過ごし、いつものように朝食を作ってチャイを飲み、いつものようにテントをパッキングして、まだ肌寒い空気のなかペダルを漕ぎ出した。… Read more

ゆったりノマドライフ始めました

最近久しぶりに日本の昔からの友人と連絡を取っていると、ある素朴な疑問を投げかけられた。

 

「まゆ達の写真を見てても普段の生活がこうリアルに想像できないんだけど、夕方帰ってほっとひと息着くような家が何年間もなくって、どういうときに安らいでるの?」… Read more

心が震える瞬間

心が震える瞬間って、どんな瞬間だろう?

 

 

世界中から沢山の人が集まるウズベキスタンはサマルカンドの名所、レジスタン広場の壮観なモスクを眺めながら考えていた。… Read more

おもてなしの国へようこそ

都市部や観光地で過ごす時間より、その中間にある観光客がめったに立ち止まらないような村で過ごす時間のほうが長い
自転車旅人の中で、特に人々の「おもてなし」が素晴らしいとささやかれる国々がある。… Read more

宇宙、地球、それから自分

自宅からひとりで自由に動ける行動範囲が半径数百メートルほどしかなかった
子供の頃、頭の中でよく想像した光景がある。

 

丸い地球の外側にある数え切れない星や惑星が、暗黒の吸い込まれるような… Read more

私がアフリカのためにできること

タイトルとは異なりますが、まず初めに少しヨーロッパの話から書き始めていきたい。

 

 

私にとってヨーロッパは、特に強い思い入れのある場所だ。

10年前、人生で初めて訪れた海外は真冬のデンマークで、まるでおとぎ話の国に飛び込んだような世界に、… Read more

地球の裏側はいつもすぐそばに

ケープタウンの自宅を去年の4月に出発してから9ヶ月。

自転車で走った距離7000km。
ヒッチハイク・船・列車を含んだ移動距離およそ10,000km。

 

私とエリオットはついに、西アフリカの主要都市であるケニアのナイロビに到着した。… Read more